立体額装3Dgakusou

立体額装とは、本来額装に向かない立体的な作品を額装、あるいは平面と立体を取り混ぜた作品群をまとめて額装することをいいます。

日本では古来、床の間に接客専用の空間としての機能を持たせ、すべての美術工芸品をこの床の間に集めてきました。しかも床の間と呼ぶ座敷は畳に座って利用することが普通ですので、立体作品は立ち居振る舞いの邪魔になります。これが、伝統的な彫塑作品が日本では寺院以外であまりみられないことからもわかるように、日本人が立体的なオブジェを好んで飾ってこなかった理由です。

それが今日の洋間の普及により、部屋ごとを、さまざまな装飾品でもって飾るようになってきました。洋間は目的的な空間であり、インテリアの要素が多く必要となるからです。
こうした流れから、日本でもそれまであまり馴染みのなかった立体額装が一般家庭にもお目見えするようになってきています。

パネル装Panel sou

額縁を伴わない額装をパネル装と呼びます。アクリルで挟んだ仕様や、紙を巻いて大胆なレイアウトの切り分けをする、下地を工夫して立体的にする、1枚の作品を複数枚に分ける、など表現の幅も多様です。

創作額装Sousakugakusou

清華堂では、刺繡額装や押し花額装などの創作額装の実績も豊富です。特にマット表現が多彩なフランス額装の専任を有しているので、既製品の額装のイメージで物足りないと感じているお客様には、ぜひ一度打合せをしてその表現の幅を感じてください。和モダンや北欧など、現代的なインテリアに合うオーダーの額装もいたします。